エリーパワーでは2012年から一般家庭に対しても蓄電池の普及を促進しており、全国では4万台以上(2019年9月28日時点)の蓄電池が設置されている。
これらの蓄電池に使われているエリーパワーの大型リチウムイオン電池「HY battEliiy(HYバッテリー)」について、エリーパワーの上席執行役員をつとめる千葉道郎は自信を持ってこう語る。
「われわれの大型リチウムイオン電池は世界一安全だと自負しています。電池の安全性を確認するテストに釘刺し試験というものがあります。充電された電池に釘を刺してどんなことが起こるのかを調べるテストですが、エリーパワーの大型リチウムイオン電池は釘を刺しても火も煙も出ないくらいに安全です。釘刺し試験以外にも過充電試験、圧壊試験においても発煙、発火しません」(千葉)。
その安全性が評価されたエリーパワーの大型リチウムイオン電池は、最も厳しいといわれる国際的認証機関「TÜV Rheinland(テュフ ラインランド ジャパン)」の試験をクリアして、大型リチウムイオン電池として世界で初めてTUV-Sマークを取得した。
安全性に加えて、エリーパワーの電池は長寿命かつ幅広い温度環境でも作動する。
エリーパワーの工場はフルオートメーションの生産ラインを敷いたことで、手作業による品質のバラツキや作業ミスが一切ない。この生産体制が極めて安全性の高いリチウムイオン電池を実現している。
さらに、エリーパワーのリチウムイオン電池は電源としてだけでなく、将来のエネルギー社会の重要なインフラとして機能する可能性を秘めている。
「未来のエネルギー社会ではコミュニティの各家庭に蓄電池を置いて、いざというときに電気を互いに融通し合う仕組みができるようになるという考えがあります。エリーパワーの安全で安心なリチウムイオン電池、蓄電システムで新しいエネルギー社会の構築に貢献できればと考えています」(千葉)。