POWER iE6 HYBRIDの停電時の対応方法と停電への備え

停電への備え

台風等のあらかじめ予測できる災害時の停電発生への備えとして、設定を変更することで満充電を保つことができます。

運転モードを「バックアップモード」に変更する

バックアップモードは、時刻や日射量に関係なく、満充電になるまで蓄電池に充電します。
蓄電池は停電を検知したときのみ放電します。
①トップ画面で[設定]ボタンを押します。
「設定」メニュー画面が表示されます。
②[↓]ボタンで「運転モード切替え」を選択し、[決定]ボタンを押します。
「運転モード設定」画面が表示されます。
③運転モードを選択し、[変更]ボタンを押します。
充電時間や使い切りレベルなどの設定が可能な運転モードの場合は、[↓]ボタンで各項目にカーソルが移動します。
[戻る]ボタンを押すと、運転モードを設定せず、「設定」メニュー画面に戻ります。
運転モードによっては設定できない項目があります。
各運転モードの設定項目は以下の通りです。
④[↓]ボタンで「表示値確定」を選択し、[決定]ボタンを押します。
確認画面に”運転モードを変更してよろしいですか?”と表示されます。
⑤画面の内容を確認して[決定]ボタンを押します。
運転モードが設定され、「運転モード設定」画面に戻ります。
[戻る]ボタンを押すと、運転モードを設定せず、「運転モード設定」画面に戻ります。

停電時の対応方法

○停電時に行うこと

停電を検知した後、蓄電池からの電力供給に切り替えるためには以下の手順の操作を行います。
停電時に「蓄電池専用回路」で使用する電力が2000Wを超えると、蓄電池の放電が停止します。放電させるためには、蓄電池専用回路の負荷を2000W以下にしてください。
※火災の原因となるような家電製品のコンセントは抜いてください(例:アイロン、ドライヤー、電気ストーブ等)。
設定が『自動』の場合(EPS-20H-100/200(自動切替ユニットあり))

停電を検知すると、自動で蓄電池からの電力供給に切り替わります。
特にお客様で本製品を操作する必要はございません。
※停電発生時に約5秒間出力が停止します。
※本製品の接続箇所に破損などの異常がないことを確認してください。
設定が『手動』の場合(EPS-20H-100/200(自動切替ユニットあり))
①停電時に表示ディスプレイに表示されるメッセージを確認します。
※本製品の接続箇所に破損などの異常がないことを確認してください。
②[運転/停止]ボタンを押します。
[連系/自立]ボタンが赤点灯します。
③[完了]ボタンを押します。
自立運転が開始されます。
EPS-20H-200(自動切替ユニットなし)の場合
①停電時に表示ディスプレイに表示されるメッセージを確認します。
※本製品の接続箇所に破損などの異常がないことを確認してください。
②[運転/停止]ボタンを長押しします。
表示画面が連系手動停止中になります。
③[連系/自立]ボタンを押します。
表示画面が自立手動停止中になります。
④[運転/停止]ボタンを押します。
表示画面が自立運転中になります。
⑤住宅分電盤のスイッチを「停電時」に切り替えます。
※分電盤および切替盤は、濡れた手で操作しないでください。(感電のおそれ)
⑥[完了]ボタンを押します。
自立運転が開始されます。

○蓄電池の充電方法(太陽光発電システムと接続している場合)

蓄電池が自立運転時に、太陽光発電が自立運転発電している場合には、太陽光発電で使わずに余った電力(余剰電力)を蓄電池に自動で充電します。

○停電から復帰したとき

停電から復帰した後、電力会社からの電力供給に切り替わるためには以下の手順の操作を行います。
※復電後は、出力を開始するまでに約5秒間かかります。
※停電時に電池残量を使い切った場合、蓄電池本体のDCスイッチがOFFになる場合があります。復電後、自動で電力が復旧しない場合、蓄電池本体のDCスイッチをONにしてください。もしくはカスタマーセンターに連絡し、操作方法をご確認ください。
EPS-20H-100/200(自動切替ユニットあり)の場合

停電から復帰すると、自動で電力会社からの電力供給に切り替わります。
特にお客様で本製品を操作する必要はございません。
EPS-20H-200(自動切替ユニットなし)の場合
①停電時から復帰したときににリモコンの表示ディスプレイに表示されるメッセージを確認します。
②[運転/停止]ボタンを長押しします。
表示画面が自立手動停止中になります。
③[連系/自立]ボタンを押します。
表示画面が連系手動停止中になります。
④[運転/停止]ボタンを押します。
⑤住宅分電盤のスイッチを「通常時」に切り替えます。
⑥[完了]ボタンを押します。
連系運転が開始されます。